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(12/15)九州大学清野研究室訪問をしました!

12月15日(日)九州大学の清野研究室を訪問しました! 清野先生の専門は生態工学です。今回の研究室訪問は河川基金により実施しています。

歴史と一緒に環境を学ぶ

最初に九大側の今津海岸を散策しました。 この海岸は様々な要因で海岸が浸食されていて砂浜が少なくなっていると言うことでした。

今津地区の町づくりを行なっている方
カブトガニを触っています!

その後、今津で地地域の活動をされている方のところを訪問し、カブトガニについて学びました。カブトガニはジュラ紀2億130万年前から出てきた化石から現在と形が変わっていないということでとても珍しい生き物です。カブトガニの生態について学び、生きているカブトガニを触らせてもらいました!カブトガニは年に1回泥土の脱皮で1.4倍ほど大きくなるそうです。
その後は、九州大学の学食で昼食を取り、研究室を訪問させてもらい話を聞ききました。

九州大学で昼食

話の後は、九大から少し離れたところにある水梅寺川にフィールドワークに出ました。水梅寺川の上流から下流まで見ていきました。この川の上流にはダムがあり、さらに上流にはダムに流れ込む砂を堰き止めるための砂防もありました。水梅寺川を上流から下流へ下っていく過程で、生態系の話にもなり、人が便利のために作るものがその周辺の生態系に影響を与えているという話が印象的でした。

水梅寺川の中流
水梅寺川の上流にはダムがある
この日は風が強くて寒かった

生物のハビタット(生息地)を考えることが生態工学の目的ということで、人の暮らしと生物の生息を両立していくのかという話になりました。

砂防ダム1
最上流
砂防ダム2


最後は、水梅寺川の河口にある干潟を散策し、干潟に住む生物を見つけてきました。冬ということもあり、顔を出している生物はそこまでいませんでしたが、巻き貝やかになどの生物を見つけました。また、ここでは泥と砂地では違う生態系があることなどを学ぶことができました。さらに、近くの調整池ではクロツラヘラサギを見ることができました。

今回はお忙しい中、ご対応してくださった、清野先生と田村さんには感謝申し上げます。フィールドワークができたことが本当によかったです。今後は夏に行きます。どうぞ、よろしくお願いします。