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【総探】三菱重工 講演会を実施しました!(6/13)

6月13日(木)、「三菱みらい育成財団心のエンジンを駆動する教育プログラム基調講演会」と題し、三菱重工総合研究所副所長の茨木誠一先生をお迎えし、高1・2を対象に講演会を実施しました!

本校は三菱みらい育成財団より、「心のエンジンを駆動する教育プログラム」認定校に指定を受けています。

これは、探究学習をはじめとする特色ある教育活動を実践している学校が選抜され指定を受けるもので、本校は今年度で5期目の指定となります。

今年度は、そのプログラムの一環として、長崎が誇る三菱重工と協働する取組を企画しています。本講演会はその第1弾です。

講師の茨木先生は、諫早高校をご卒業の後、九州大学工学部機械工学科に進学されました。その後、九州大学大学院工学研究科に進まれ、三菱重工株式会社に入社されて以来、ターボチャージャ、産業用圧縮機、小型ガスタービンなどの高性能化、製品開発に従事されました。レーザを用いた流れの計測と数値シミュレーションを併用した流動現象の解明、AIを用いた最適設計法の開発などに取り組まれています。また、日本機械学会のフェローを務められています。

講演では、世界的な環境課題と各国のエネルギー政策の基礎知識を踏まえ、三菱重工が取り組まれているカーボンニュートラルの実践について、大変興味深い内容をご教授いただきました。また、講演途中では二酸化炭素の吸収に関する実験デモンストレーションも行われ、生徒は楽しみながら参観することができました。

講演の様子1
実験の様子
講演後の生徒挨拶


講演会の後、希望者対象に実施した座談会では、参加した生徒たちから次々に質問が行われ、さらに学びが深まりました。

カーボンニュートラルや代替エネルギーについての専門的な質問のみならず、キャリア形成に関する質問もありました。

先生には、深い専門知識に加え、学びに向かう高校生に、あたたかい激励のメッセージを贈っていただきました。座談会に参加した生徒たちの感想を紹介します。

「ネットで調べたりしているときには理解できなかった研究内容を、イメージを持つことが出来るようになりました。特に座談会では、新しいエネルギーや開発製品を普及させることの難しさや、環境改善のための方策と経営・販売の経済的・財政的な面での難しさなど、現実味のあるお話をうかがうことが出来て、高校生にはあまり知る機会のない視点をもらうことが出来ました。」(高2)

「私の父は三菱で働いており、部署は違えど『三菱の研究所では環境問題に特化した取り組みをしているよ』と話を聞くことがありました。今回の講演では、なかなか知ることの出来ない三菱のカーボンニュートラルを意識した開発や、橋の耐久性の調査・製作などを聞くことが出来ました。また幅広い分野を担っていると理解できました。私は講演の中で、CO2吸収液がとても印象に残りました。ペットボトルを振ることで収縮する仕組みを見れてとても凄いと思いました。こんな製品が存在することに驚きました。また日本は26年後に脱炭素社会を目指しています。その頃には私たちが社会のリーダーとなっています。今後の地球環境を守っていくために私たちは、資源の無駄遣いをやめることを、一人ひとりが実感して取り組むことが大切だと改めて思いました。今回の講演を聞いてより取り組みを知ることが出来ました。」(高1)

高度な知識とともに、先生からいただいた「これからの世界を創っていくのは君たち自身だ」という熱くそして希望あるメッセージに、生徒たちは、よりよき未来を創る決意を新たにしていました。

茨木先生、三菱重工総合研究所のみなさま、重ね重ね、この度は素晴らしい成長の機会を賜り、本当にありがとうございました。

座談会の様子
座談会の様子2
座談会参加者集合写真

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